見えなくてもずっとそこにある輝き(311星空)

これは2011年東日本大震災の夜の星空です。
フォトグラファーの門田慶之さんが撮られました。

 

門田さんの許可をいただき、311星空プロジェクトでも使わせていただきました。

 

 

9年前すべての明かりを失った空には満点の星が輝いていました。

 

 

日常のあわただしい暮らしの中で見えなくなっていた輝きです。
どんな時でも輝きは失われることなくそこにあったのでのです。

あれから9年。
それそれが変化しようとも、忘れることが出来ないあの日あの瞬間。

 

 

たとえ見えなくても、
どんな時でも輝いているこの満天の星のように
亡くなった方のいのちの輝きも決して失われることなく
私達の中で輝きを放っています。

 

 

生きている人も亡くなった方も、私達の存在そのものの尊さ
あたりまえの日常のありがたさ
それは日々の生活の中でつい忘れてしまいそうになりますが
それはまぎれもなくここにあるのです。

 

 

そう、この星空のように。

 

 

そしてそんな大切なものをいつまでも感じていたい。
いのちの輝きと希望をずっと心に抱き続けていく。
それが311星空プロジェクトです。

 

東日本大震災が起きた14:46から6時間後の
20:46からそれぞれの場所で大切な人と共に
キャンドルを灯し
かけがえのないいのちの輝きをともに感じあう
そんな心のイベントです。

 

 

2011年あの時あの瞬間は、外出から戻って夫と家にいました。

 

毎年夜は311星空プロジェクトがあり、昼にその関連のイベントがない時は、その瞬間家で二人で黙祷。
いつもその時は教会の鎮魂の鐘が鳴らされるのです。
そして今日も。

 

今年は夜に311星空プロジェクトのイベントがないので
自宅でキャンドルに火を灯します。

 

 

 

 

 

震災や、原発。
復興はまだまだですし、
今はコロナウィルス関連と
あらゆる問題が山積みです。

 

 

でも、様々なことに腹をたてて批判することは
ある意味簡単ですが
当事者の意識で何が出来るのだろうと考えて
世界に働きかけていくことが大切なのだと思うのです。

 

起きていることは必ずここに存在する私達と関係していて
集合意識が創り出しているので。

 

 

一人一人の意識をどう変えていけるか
どんな未来を創っていくのかが大切だと思う
9年目の震災の夜。

 

 

すべての存在を祝福し、
すべての存在に感謝し、
すべての体験を抱きしめる。
あらためてそれを共に感じることができるのが
311だなって思います。

 

 

すべての存在が幸せでありますように。

 

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