ストラディヴァリウスの生の音を聴きたくて
千住真理子さんのコンサートに行った。

一言！ストラディヴァリウスの音がこれほどまでだったとは！！
今までもプロの弾くバイオリンの生音は聞いてきたけど、
その音の豊かさは断トツで違う。

びーっくり！！

テレビなどで聞いたストラディヴァリの音なんて
まったく話にならない。

やっぱりアコースティック楽器は生で聴かないと！
とくにこれだけ繊細で、深く、豊かな楽器の微細な振動は
生で聴くしかないのだと心から思った。

まさに音が生きていて、
そこには物語があって、
様々な表情を豊かにあらわしているの。

伸びやかな音から、小刻みでリズミカルな音まで、音が聞こえなくなる瞬間まで、いや、聞こえなくなっても

全ての微細な振動がふくよかで、彩り豊か。

この音は忘れられない！

千住さんのストラディヴァリウスは「デュランティ」と言われていて
最初の持ち主はローマ法王だったそう。

千住さんご自身が、この「デュランティ」と仲良くなるまで
けっこう時間がかかったそう。
意志のある楽器と想いを通わせて、共に響きあうのに
時間がかかるっているのもよくわかるな～。

コロナ渦でコンサートが延期になっていたというのもあり
演奏が出来る喜びもすごく伝わってきて、
大サービスでアンコールを3曲も演奏！
嬉しい。

ラストはアメイジンググレースだったのだけど
聞いた瞬間に涙が出たというのは
祝福そのものの喜びだったからなのだろうか。

そうそう、ピアノは山洞智さんで、ピアノもとーっても素敵で
山洞さんの優しさとチャーミングさがあらわれていて
感激だった。

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