聞き耳頭巾プロジェクト

健在の80代90代の人達は
戦前戦後、高度成長期、バブル、そして今のITの時代と
本当に激動の時代を生き抜いてきた方々。

そしてこれほどまでに生活が激変する経験をしてきた人達はそんなにいないかもしれない。

80代90代というと、亡くなったり認知症になったりして、
過去のことを思い出して話せる人達もこれからどんどん少なくなってくる。

様々な時代の記録は残っているかもしれないけど、
一人一人の市民にもそれぞれの人生と暮らしがあり
みんな違った環境で、何を思いながら生きて来たのかは
意外と記録されていない。

 

生き証人である沢山の人の話を聞くことで、その変化の内側にあるものが立ち上がり
今後の未来に向かうための何かを見いだせるかもしれない。

80代90代の方の様々な話を記録し、書籍にしていく
「聞き耳頭巾」プロジェクトを珠ちゃんがやっていて
そのインタビューで私の実家に行き両親の話を聞いた。

 

私の両親は93歳と86歳。健在。
父はだんだん記憶があいまいになって来ているので、
そうのんびりもしていられない。

約2時間。はじめて聞く話が出てきて驚く。

母は田舎に住んでいたので、21歳で結婚して仙台に来るまで
家に水道が通っていなくて、生活には川の水を汲んで使っていて
夏に水を飲みたい時だけ、川向うの井戸まで家族で行って
汲んできていたなんて知らなかった。

そんな時代から、今はスマホを使ってネット検索をしているところまでの変化ってすごい。

本当にあらゆるインフラが整い、様々な家電が次々生まれ、社会システムが変化していく
激動の時代を生きてきたのだな~。

色々な話を聞いた最後の方で、「幸せを感じるのは何ですか?」の問いに
父が「この人」と母を指した言葉を聞けたのが一番嬉しかった。

そんなこと初めて聞いたし、
きっと第三者が聞くからこそ出てきた言葉。

家族でそんなこと話さないもんねぇ。

 

ひとりひとりに誰とも違う愛しい人生がある。

今の私は昔の私とは全然違うので、
両親の人生に対する見え方もまったく違っている。

そういえば、両親と三人で撮った写真なんて
もしかしたら1枚もないかもって思い、写真を撮った。
(小学校の入学式の時以来?
商売していたから、お休みなんて元日くらいしかなかったし
旅行も一緒に行ったことないし、
わざわざ写真撮ろうなんて思ったこともなかった)

家に帰ってきて写真を見ていたらじーんとした。

こうしてインタビューに立ち会えて本当によかった!

素晴らしい企画をありがとうございます。

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