CMが読めると応用がきく
TBCアナウンス学院のプロ養成の実践コースの先生でした。
先週で司会が終わり、今日からCM読みです。
CMはスタジオ録音の前に原稿をいただくことが多いので
受講生のみなさんに原稿を渡し、下読みしてもらい、すぐに録音。
そこから講座がスタートします。
CMってたった15秒とか20秒の中で表現するのだけど、
ただ何も考えずに読むと、聞いた時に残らない。
しかも文が体言止めになっていることも多いので
語尾にちゃんと意識を込めないと
中途半端な音程になってしまって伝わらない。
文脈を考えて読まなくてはいけないし、
何が意図されているかも把握する必要がある。
そこにこめられた想いやシーンも感じてないと
声にそれが載らない。
例えば、喜びとか希望とか。
どんな世界が展開しているのかとかね。
そういったことも細かく解説しながら
具体的に指摘して、具体例をやってみせながら指導していくので
みんなメキメキ成長するのです。
その変化を見ているのは楽しくて面白い。
ただ、今はCM自体が減ってるのかとても残念。
昔は分刻みでスタジオを移動しながら
毎日のようにCM読んでいたこともあったけど
今はネットの時代になったからねー。
でも、CMが読めるようになることで
長い文章が読めるようになるのはもちろん
声のコントロール力、表現力がつくので
司会はじめ他の仕事に応用がきくようになるのです。
みんながどれだけ変化成長するか楽しみです。