カンタ!ティモール再上映!!!

あれは震災の翌年2012年。
こんな時だからこそみんなに見て欲しいと
「カンタ!ティモール」という映画を
仲間と共に自主上映しました。
東ティモールの独立を描いたドキュメンタリー映画です。
なんと、久しぶりに仙台で上映があります!!
監督のトークもあるのです!!
(かずぴょんこと佐藤一恵Kazue Satoさんがインタビュー)
当時私は打ち合わせも含め、何度もこの映画をみながら目がはれるほど号泣しました。
東ティモールには「敵」という言葉がありません。
それに一番近い言葉は
「今は違う方向を見ている人」
国がどんどん侵攻され、家も無くなり、家族や友人が目の前で沢山殺されても
自分たちを攻めて来た兵士を捕まえても殺すことなく
人として扱い、自分たちの想いを伝え
最後まであきらめることなくいのちのために戦い
独立を勝ち取った人々。
私達が知らないところで日本も彼らを苦しめることに加担していた事実。
美しい自然と、大いなるものとひとつとなって生きている人々。
本当に本当に深く、悲しく、優しく、せつなく、愛に溢れた映画でした。
この映画はアレックスという青年の歌との出会いから始まっているのですが
アレックスはなんと2017年5人の小さな子供を残し心臓発作で亡くなってしまいました。
その訃報に私は何とも言えない悲しい気持ちになりました。
でもそれと同時に、アレックスのこんな言葉も思い出していたのです。
それはアレックスが震災直後私達に寄せてくれたメッセ―ジ
「もしあなたの仲間が10人しかいなくて、
対するものが大きく巨大で1000人にも見えても、
あなたのやっていることがいのちに沿ったこと、いのちが喜ぶことであれば、
なくなった人達がついていてくれるから、どうか恐れないで続けてください。
仲間が少なくて不安になったら、僕たちのことを思い出してほしい。
僕たちはとても小さかった。
あの巨大な軍を撤退させることは、奇跡だと笑われた戦いでした。
でも最後には軍は撤退した。それは現実に起きたことだから、どうか信じてほしい。」
2021年12月25日 仙台メディアテークにて
吉岡宿にしぴりかの映画祭です。
「カンタ!ティモール」だっけではなく
「オロ」中村哲さんの「荒野に希望の灯をともす」も同時上映です。
「カンタ!ティモール」広田奈津子監督や小向定さん、
そしてペシャワール会元現地ワーカー 橋本康範さん
プロデューサーカメラマンの谷津賢二さんも
トークゲストでいらっしゃいます。
とってもとっても濃い一日になりそうです。
詳しくはこちらをご覧下さいね。
メディアテーク開催と同時に
オンラインでも見られますよ~。

 

 

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