声にはベクトルがある≪声と言葉④≫
よく聞き返されるとか、
声が小さいって
お悩みがある人がけっこういらっしゃいます。
その原因はいくつか考えられます。
ひとつは、発声そのものに関わる問題。
その場合は身体全体の使い方とか
声の響かせ方とか
口の中の状態とか
その中でも色々あります。
私達は発声って家庭でも学校でも教わらないので
ほぼほぼ自己流か、親の真似でかたまっちゃっているんですよね。
その改善もいくらでも出来ますけど
今回はそこのところは置いといて、
別の問題の方に注目しますね。
それは、声のベクトルです。
ベクトルって何?って思った方、
別の言い方をすると、意識の方向性って感じですかね。
私はプロのアナウンサーを35年以上養成していて、
その講座の中でよく指摘することがあります。
「あなたの声がポトポト落ちてるよ」って。
どういうことかと言うと、
自信がなかったり、
何も考えずに喋ってたり、
他のことに気をとられていたりすると
声は目の前にポトポト落ちちゃうのです。
実際に見えるわけじゃないけど
見えてたらそんな感じがするってことです。
要は、届け先が明確でないために
相手に届く前に目の前に落っこってるイメージ。
それだと声は本当に聞こえにくいし
届かないんです。
単に声量の話だけではないんですよね。
それに対して、相手まで届けることを明確に意識するだけで
声はちゃんと相手のところまで届いていくんですね。
それから自信がないってことで、
「あ~こんなこと言ったらどう思われるだろう」とか
「恥ずかしいな」とか
自分に意識が向いている時、
つまり、ベクトルが内向きの場合は
声が落ちるのはもちろんのこと
声が自分のところで止まって壁みたいになっちゃうんですよ。
そんな声は相手に聞こえにくいので
聞き返されたりします。
勿論、声が落ちるとか声が壁になるとかいうのは
私の感覚ですけど、
まるでそんな風に(見えるように)感じるんです。
さらに声のベクトルは方向性だけではなく
拡がりも関係します。
声は空気を振動させて相手に届いていくわけですが、
例えば自分の目の前に10人位の人がいたとして
その中のたった一人に届けようと思うと
そこに声が集中して向かっていく感覚があります。
それに対して、10人全員に届けようと意識すると
声は広がるんです。
実際に私がセミナーなどで意識を変えてやってみると
参加者の方はその違いを明確に感じ取ります。
それは私だけが出来るのではなく
皆さんにもやっていただくと
全員が簡単に出来ます。
そう、意識しただけで声の広がり、響きが変化するんですよ。
意識が振動に確実に影響を与えることを私は何度も体験しています。
そしてそれを感じ取るセンサーも
誰もが持ち合わせています。
リアルで会っている時に
声の大きさとか、視線とか、身体の向きで
そのように勘違いしているのでは?
って思う方もいるかもしれませんが、
声を大きくする必要は全くないし、
リアルだけではなく、ZOOMなどのオンラインであっても
それを感じることが出来ます。
それが量子力学で言う「観測問題」なのかどうかはさておき、
そしてそれを証明出来るかどうかはさておき、
面白いですよね。
この世界は解明されていなくても
私達は感じることが出来るし
実際にそれを日常で使うことができます。
もっと言えば、
目の前の10人に届けようと広げるだけではなく、
例えば、会場で100人とか1000人の人に届けようと思うと
もっと声が広がっていく感覚を感じますし、
さらには、会場を越えて、もっと広く
その界隈や、市、県、日本、世界に
粒子となって広がっていく感覚をもつことが出来るんです。
ここまで来ると全員が感じられるかどうかはわかりませんが
ワークショップでは多くの方が感じることが出来ます。
私はNHK-FMで14年半、FM仙台で26年半
ラジオの番組を制作出演していたのですが、
FM仙台の場合は特に深夜放送で、収録も
夜中に一人ワンマンスタジオで行っていました。
その時に、リスナーのことを想いながら
目の前のマイクに意識と声を集中させ
さらにそれが録音され、
やがてオンエアの時間になると
時限装置のように時空を超えて
細やかな粒子となって広がっていく感覚を私は持っていました。
声にのせた想いが粒子となって
時空を超えて深夜に誰かのもとに届いていく。
それは私にとっての喜びであり
ミッションでした。
思い返せば、私が中学1年の中間テスト前
初めて夜中まで起きていた時のことです。
イヤホンで聞いた深夜放送のパーソナリティの声と曲が
私のハートにダイレクトに入って来て、
パーソナルに、私にだけメッセージが届けられた気がして
心が打ち震えました。
その瞬間、
「私がやる仕事はこれだ!」って思っちゃったんです。
どんなに離れていてもハートで繋がる。
想いは時空を超えて直接届く。
そして私はその想いを実現して
やがてFM仙台の「ロックンロール黄金時代」という
洋楽ロックの専門番組を制作し、出演し
26年半続けました。
かつて自己卑下で苦しかった私がロックで救われたから
私のような人に届けたいと作った番組でした。
番組を辞めた後で
「徳子さんの番組のおかげで死なずに済んだ」
という声を聞いた時に
私の想いがちゃんと届いていたのだと嬉しくて泣きました。
私にとって声は、振動であり、
時空を超える想いが乗った粒子って感じなんです。
言葉って声に乗って相手に届くわけですけど
声は息に乗って届きますよね。
では息ってどんな字をしてますか?
はい。その通り。
自らの心なわけです。
なので、どんな息をそこに入れるかが重要で
それを相手に届けるわけですね。
どれだけのものがその息に含まれるかって話は別の機会に書くとして、
とにかく、その想いを相手に届けるわけですから、
今まで書いてきたように
届け先、ベクトルを明確にするってすごく大切なのです。
そして、特に語尾によって届け先が決まるというか
そこに着地するって感じなんです。
だから語尾でベクトルの向きを定め、
そこにロックオンするって感じですかね。
もしもお店で店員さんが
「ありがとうございました」って言ったとしても
語尾まで言葉を言い終わらないうちに
くるりと向きを変えて(目線を切って)
別の方向に動き出したらどんな感じですか?
わかりますよね。
語尾まで丁寧に意識をのせてちゃんと届けることを意識するだけで
伝わり方が変わります。
届け先を決めて、ちゃんと届くまで見届ける。
ベクトル大事です!
声の世界はそれだけ奥が深いんですよ。
【光の声と言葉で、本来の自分を現実に生きる】
~スピリチュアルを感覚で終わらせない意識変容~を
お伝えする及川徳子でした。
ではまた。

ヴォイススキャンセッション
さらに魂のプログラムで人生のテーマを一緒に紐解きます。
あなただけのオリジナルアファーメーションも作成します。
オンラインでも対面でも可能です。
あなたの知らなかったあなたに出会って下さいね。

